2013年12月にあまりの安さに衝動買い(780円/10kg)。
2014年6~8月の間で約9.5kgを計21回、七輪および
F-2527、焚き火台Sにてメイン使用しました。
(用途:網焼き、鉄板、湯沸かし、ダッチオーブン)
スペック
・原産国:ベトナム
・原材料:不明
・形状:四角
・単価:78円/kg
・箱:40.5cm×23.5cm×23.5cm(H)
きっちり詰め込まれているため、サイズは重量の割にコンパクトです。
(写真:外箱側面。
「製造技術は日本人です」って素朴でいいですw)
・炭はビニル袋に包まれています。
・炭は4段5列に並んで綺麗に詰め込まれています。
・長さがバラバラで、長いものは30cmのもありました。
・見た目:ボロボロ(ヒビ割れが多く、やや焼き過ぎ?という印象です)
・表面にはところどころ光沢があり、叩くとザクザクと音がします
・持ってみると今まで使用した同一サイズのオガ備長炭より軽い気がしました。
(写真:10cm長の破片5つで重さはこんなものでした)
・破片炭は少な目でした。
(写真:運搬状態がよかったのか、破片は10kg箱の底にごくわずかしかありません)
使用感
着火性能
均らすと23分。最短16分~最長32分/計約500g程度の火熾し時
※オガ備長炭単体では着火しません。
※目測で7~8割程度熾きて焼き物ができれば完了としています
(他の炭レビューと同様の基準です)
(写真:他のオガ備長炭と較べても遜色ありませんでした)
着火時の臭い
室外で熾す分には特に気になりませんでした。
火保ち
1.5~2.5時間程度と、一般的なオガ備長炭という印象です。
特に立ち消えはしませんでした。
※基本的に七輪で使用した場合です
(炭の大きさやコンロの保温性、酸素流入量により長くも短くもなります)
(写真:火熾し後、約3時間経過した状態。1/4程度に小さくなりました)
火力
焼き物、煮物、ダッチオーブンいずれも問題なく使用できました。
(写真:
F-2527で使用)
(写真:焚き火台S+炭床Proで使用)
灰量
一般的なオガ炭と同量(天然の木炭よりは多いです)
灰色
やや黄土色がかったグレイ
(写真左:燃焼してそのままの形で灰になります 右:灰の表面が黄土色がかっています)
消し炭として再利用
可能です。
感想
見た目と不揃い具合からB級品と思われます。
通常より明らかに安い値付けだったので(マングローブ炭より安い!)、業者も店舗も在庫処分的な出品だったのでしょう。実際、燃焼時に斜めに、鉛筆の芯の先のように削れてく感じが安物臭を感じさせました(笑)
純粋な品質では、かつて使用したオガ備長炭と比較すると
国産オガ備長炭には言うに及ばず、
炭市場炭、
通販炭、
980円売りしてたJAKオガ炭より下、という実感です。
とはいえこの価格で火保ちや火力といったオガ備長炭に求められる最低限度の性能はクリアできていることを考えれば、費用対効果を重視する工業製品としてはむしろ優秀ではないでしょうか。個人的には普段使いにちょうどよかったです。
【結論】この値段と性能の釣り合いなら常用アリ