2011年4月にナチュラムより購入、397円。
2回(2pcs)使用。
七輪と折りたたみコンロF-2527で1回づつ試してみました。
どちらも1個(pcs)で問題なく使用できましたが、
七輪で使うには大きすぎるため、割って使う必要があります。
よいところ
・すぐに利用できる
本商品最大のウリです。
着火後5~10分程度で使用可能(熾き火の状態)です。
しかも
火熾し器不要です。
通常の木炭では生半可な方法では超えられません。
(写真:着火から熾きた状態になるまで。
わずか4分でした)
・十分な火力を有している
魚貝も肉も、問題なく焼けました。
ただ火持ちしない
(1時間弱です)ので、高火力を要する食材から先に焼きあげる等、
工夫が必要です(すぐ下火になります)。
着火炭として使用した場合、
ナラ炭は10分程、着火しにくいオガ備長炭でも
15分程で熾せましたので、着火炭としても優秀です。
(写真:
七輪でオガ炭を火熾しした際は8分で底部着火、14分で7割着火しました)
(写真:
F-2527でナラ炭を継足した際は、5分で着火、12分後には熾火になりました)
(写真:10分そこらで継ぎ足しできるので、次の食材を準備してる間に使えました)
気になるところ
・着火時の臭い
ヤシガラ特有の臭いに加え、花火のような火薬の臭いがします。
屋内はもとより、屋外でも火熾しする場所を選びます。
・マッチ1本で着火しない
「マッチ1本で着火」という謳い文句ですが、
3本使っても着火しませんでした。
結局、文化たきつけを1/2本使用しました。
一定時間持続して炎を出す可燃物が必要なようです。
・一度着火するとすぐには消せなくなる
すぐ着火するのが特徴ですが、残念ながらすぐには消せません。
特に炎が上がっている(着火剤が燃焼してる)間は、消えるまで待つしかありません。
また、一見して灰になっているように見えても、内部は真っ赤…なんてことがありました。
使用するときは、このあたりのことを念頭に置く必要があります。
どちらでもないところ
・火持ちしない
十分な火力で焼けるのは50分程度で、それ以上は炭の継ぎ足しが必要です。
一般には欠点となりうる特性ですが、ラウンドストーブの用途(デイキャンプや
BBQといった『短時間で高火力』を要する)を考えると、さほど問題はないでしょう。
・再利用は難しい
動かそうとすると崩れるため。
もっとも商品の特性上、再利用できなくともさほど問題はないでしょう。
・灰は黄土色(硫黄色)で量はかなり多い
通常の木炭とは明らかに異なる色をした灰で、量も一般のオガ炭より多いくらいです。
木炭灰は一般に肥料や灰汁抜きといった用途で利用可能ですが、こちらの灰が利用
できるかは不明です。
(写真:黄土色の灰。何らかの助燃剤を混ぜているんでしょうか…?)
・カーボンオフセット商品
「カーボンオフセット組込み商品」だそうです。
感想
一言で「
面白い炭」。
火熾しの手間をかけず手軽にBBQを楽しめます。
単体・短時間で手軽に利用できるのが最大のメリット。
デイキャンや「朝ちょっと焼きたい」なんて時に猛烈に便利なので、一つは常備しておきたいアイテムです。
「スーパーサブ」という言葉がピッタリで、オガ炭・木炭とは異なる「第3の炭」と言えるでしょう。木炭と比較して割高なコストですが、メリット(付加価値)の方が上回るように感じました。
総評:BBQするなら一つは常備しておきたいアイテム