ラウンドストーブ(ロゴス)

kyan

2011年12月30日 19:12

本日は、ロゴス ラウンドストーブをレビューします。

メーカーの商品ページ

2011年4月にナチュラムより購入、397円。
2回(2pcs)使用。


七輪と折りたたみコンロF-2527で1回づつ試してみました。
どちらも1個(pcs)で問題なく使用できましたが、
七輪で使うには大きすぎるため、割って使う必要があります。

(左:F-2527との組み合わせ 右:七輪との組み合わせ)

よいところ
・すぐに利用できる
 本商品最大のウリです。
 着火後5~10分程度で使用可能(熾き火の状態)です。
 しかも火熾し器不要です。
 通常の木炭では生半可な方法では超えられません。

(写真:着火から熾きた状態になるまで。わずか4分でした)

・十分な火力を有している
 魚貝も肉も、問題なく焼けました。
 ただ火持ちしない(1時間弱です)ので、高火力を要する食材から先に焼きあげる等、
 工夫が必要です(すぐ下火になります)。

(写真:魚貝も魚も、いつもと同様に焼けました)

 着火炭として使用した場合、ナラ炭は10分程、着火しにくいオガ備長炭でも
 15分程で熾せましたので、着火炭としても優秀です。

(写真:七輪でオガ炭を火熾しした際は8分で底部着火、14分で7割着火しました)

(写真:F-2527でナラ炭を継足した際は、5分で着火、12分後には熾火になりました)

(写真:10分そこらで継ぎ足しできるので、次の食材を準備してる間に使えました)

気になるところ
・着火時の臭い
 ヤシガラ特有の臭いに加え、花火のような火薬の臭いがします。
 屋内はもとより、屋外でも火熾しする場所を選びます。

・マッチ1本で着火しない
 「マッチ1本で着火」という謳い文句ですが、3本使っても着火しませんでした
 結局、文化たきつけを1/2本使用しました。
 一定時間持続して炎を出す可燃物が必要なようです。

・一度着火するとすぐには消せなくなる

 すぐ着火するのが特徴ですが、残念ながらすぐには消せません。
 特に炎が上がっている(着火剤が燃焼してる)間は、消えるまで待つしかありません。
 また、一見して灰になっているように見えても、内部は真っ赤…なんてことがありました。
 使用するときは、このあたりのことを念頭に置く必要があります。

どちらでもないところ

・火持ちしない
 十分な火力で焼けるのは50分程度で、それ以上は炭の継ぎ足しが必要です。
 一般には欠点となりうる特性ですが、ラウンドストーブの用途(デイキャンプや
 BBQといった『短時間で高火力』を要する)を考えると、さほど問題はないでしょう。

・再利用は難しい
 動かそうとすると崩れるため。
 もっとも商品の特性上、再利用できなくともさほど問題はないでしょう。

・灰は黄土色(硫黄色)で量はかなり多い
 通常の木炭とは明らかに異なる色をした灰で、量も一般のオガ炭より多いくらいです。
 木炭灰は一般に肥料や灰汁抜きといった用途で利用可能ですが、こちらの灰が利用
 できるかは不明です。

(写真:黄土色の灰。何らかの助燃剤を混ぜているんでしょうか…?)

・カーボンオフセット商品
 「カーボンオフセット組込み商品」だそうです。

感想
一言で「面白い炭」。
火熾しの手間をかけず手軽にBBQを楽しめます。
単体・短時間で手軽に利用できるのが最大のメリット。
デイキャンや「朝ちょっと焼きたい」なんて時に猛烈に便利なので、一つは常備しておきたいアイテムです。

「スーパーサブ」という言葉がピッタリで、オガ炭・木炭とは異なる「第3の炭」と言えるでしょう。木炭と比較して割高なコストですが、メリット(付加価値)の方が上回るように感じました。

総評:BBQするなら一つは常備しておきたいアイテム


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