道南キャンプ②(9/22)

kyan

2010年01月27日 12:23

本日はキャンプ場周辺で温泉三昧でした。今回はその記録です。
(1日目はコチラ

9月22日(火)
熊石→臼別温泉→八雲温泉おぼこ荘→熊石

《熊石青少年旅行村 泊》

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 午前9時半頃に起床。8時過ぎから気温の上昇と共にテント内も暖かくなり、いい感じだ。特に用事もないためのんびりしててもいいのですが、あまり暑くなるとテント内に居るのも辛くなるので、最寄りの温泉へ行くことに。
 とはいえ、まずは行くところがありました。それは「あわび養殖場」。キャンプ場から車で1分程度の至近にあって、安くあわびが買えると評判の場所だ。あわびには大して興味ないが、「七輪であわびを焼く」「熊石青少年旅行村に来てあわびを買わなければ何しに来たんだ」という、ミーハーな理由から立ち寄ることに。最初は3個位にしようかなーと考えていたのですが、「1個380円」と聞いて思わず奮発。「4個ください」と言ってしまう。それでも4個

(写真左:変哲もない建物で販売してて最初は戸惑います 写真右:養殖場内)

 職員さんは塩水を含ませた発泡素材にアワビを載せてビニル袋へ。最後に空気(酸素?)を注入して渡してくれました。「そのままで1日保ちます」とのこと。発泡素材にくっつきつつウニョウニョと動いているアワビがなんとも興味深いです。

(写真左:一つ一つの浴槽にこれだけのアワビが! 写真右:お買い上げした状態)

施設の注意点としては、土日祝は午前中までしか営業していない点です。小売はオマケみたいな印象です。連泊ならともかく、1泊だとキャンプでは時間的に使えない可能性が高いです。

【北海道熊石産】エゾアワビ
↑通販でも買えちゃいます(T_T)

 その後、近くのセイコーマートへ立ち寄ってパンやお茶を購入後、「湯とぴあ臼別」へ。

臼別温泉 湯~とぴあ臼別
ここは廃業した温泉宿の跡地をせたな町で整備したもので、清掃協力金という実費のみで開放しています。厳しい財政状況の中で頭が下がる思いです。清掃協力金として100円/人を木箱に入れて入浴。

男女別の入口の中は脱衣所になっていて、外に出ると黄土色の温泉が姿をあらわすシンプルな構造。配管が複数あり、どうも異なる源泉を引っ張っているような感じです。泉温は高く、元々良質な温泉であったことを伺わせます。男女別で間仕切りがあるものの基本的には一つの浴槽で、さらに性別ごとに、主に体を洗う箇所とゆっくり風呂に浸かる箇所に、濁ったプラ板で仕切られています。

(写真左:脱衣所から出てきたところ 写真右:反対側より撮影。壁の奥が女湯です)

中には誰もおらず、貸切状態でした。かけ湯をして、ゆっくり浸かる…が結構熱い。ここも道南熱湯伝説を受け継ぐ温泉のようです 配管が屋根を伝ってそこからお湯が流れ落ちてきまして、「打たせ湯か?」と思って近づくと熱湯。あやうく火傷するところでした(笑)

さて、しばしのんびりしていると、ふと岩場に視線を向けると何かにょろにょろと動く物が。「紐か?」と凝視するとアオダイショウ(?)でした。後から調べると、この辺りは普通に出てくるようです。まぁ入浴してくることはないだろうと、やや距離を置いてあとは気にせず。

(写真左:浴槽から 写真右:アオダイショウ? 普通にいました)

温まってきたら川べりのベンチへ。真横に小川があるため、流れる音と風に揺られる小枝の擦れる音がBGM。目を瞑ってでくつろぐ。そして寒くなればまた温泉へ…そんなことを繰り返してたら、のぼせたので切り上げる(笑) 気づけば1時間以上経っていました。相変わらずイイお湯でした。

さて、そろそろ昼飯の時間ということで、沿道の定食屋で海鮮丼といきたかったが、あいにく「ピンッ!」とくる店が見当たらない。そのため、おぼこ荘でそばでも喰おうかとそのまま国道277号線へ。

おぼこ荘(宿HPへ)
元は八雲町の町営温泉でしたが、平成17年に民営化。現在は一般の温泉宿として宿泊、日帰り入浴そしてレストランとして営業しています。なおレストランの営業時間は午後2時までのため、利用の際には注意が必要です。

昼飯
入浴後では間に合わないため、まずは昼飯。なぜか名古屋コーチンを使った料理を取り扱っていましたが、今夜もBBQをする予定のため、普通に山菜そばを大盛で頂く(確か850円)。先客が二組いたものの、既に食事は終わっていたようで、すぐに退席。事実上の貸切でした。窓側の席でそばを頂く。味は可もなく不可もなく、まぁ無難に美味しかったです。

(写真左:建物外観。風呂は大混雑で撮影は断念 写真右:山菜そば。割と上品な味わいでした)

お湯
入浴料(450円)を支払って中へ。通路を通って右側に男女別の入口、左側は休憩所です。ちなみに貴重品ロッカーは入口の手前にあります。暖簾をくぐると脱衣所。こじんまりとしている。ちなみにドライヤーは有料。気ぜわしく脱いで大浴場へ行くと…浴槽は内湯と露天が一つずつあります。なお、泉質はナトリウム泉です。

 まずは体を洗って内湯へ。思ったより広く、室内でも開放感があります。しばらくして飽きてきたので、露天へ。川べりに位置するこちらの方が人気が高いようで、ほとんどの人は内湯には見向きもせず露天へ向かっていました。階段を下りると褐色の湯を満たした開放感溢れる露天風呂へ到着。川の流れる音をBGMに入浴。ややぬるめで、道南熱湯伝説からすると意外な感じです(笑) それほど深くないためゆっくり浸かっていることができました。

 ここで1時間ほどのんびりし、温泉を後にしました。のんびりできるのと、高速IC直結道路なので札幌からでも意外に近いため、また来たいところです。

温泉~サイトまで
サイトに戻る前に、セイコマへ寄って氷を仕入れる。肉も買おうと思ったのですが物がなかったため、地元の売店に期待せず立ち寄ると…ありました。冷凍物ばかりなので、「冷蔵品はありますか?」とおばちゃんに聞くと「あるよ」といってバックヤード(というか倉庫)へ。で、しばし待っていると、奥から「チンッ♪」という聞き慣れた音が しばらくして「冷蔵品」が出てきました(苦笑) ちなみに、冷凍品を選ばなかった理由は二つあって、一つはすぐ食べるので解凍の手間を惜しんだためですが、もう一つは…販売品の消費期限が切れてたんですよね(ボソッ。いや、経験則に普通に食べられるとは思うんですが、やっぱり店が定めた期限が切れてるものを買う気にはなれないじゃないですか。というわけで、やんわりと「期限内のものを出してくれ」というニュアンスもあったわけですが…大丈夫だと信じています、いや信じたい

夕食
さて、サイトに戻って食事の準備。前日同様まずは炊飯と火おこし。
オガ炭主体で、今回は7割方着火までに14分、完全着火まで32分でした。

(写真:完成状態。いつみてもこの色に癒されます…)

待っている間にもろもろ下準備。
買ってきたアワビの表面をタワシでこすって汚れを落とし、肝(ウロ)を外した上でナイフで貝殻から外します。ちなみに肝も調味料として使うため、皮をやぶらないよう慎重に外して保管します。

(写真左:包装から取り出したところ。活きてます 写真右:刺身用に調理するところ)

あとは燻製準備。今回は、「チーズ、うずらの卵、かまぼこ、カシューナッツ」と、手軽に楽しめるものを選びました。チーズとカシューナッツはそのままで、残りはめんつゆなどを煮立てたタレの中に入れて味を染み込ませます。

(写真左:煮込んでます 写真右:燻煙中~)

その他炊飯などいつもの準備をして、万全の状態でBBQ開始。

(写真:今日は土鍋で炊飯。アバウトな水量でも失敗が少ないため重宝しています)

まずはホタテ
道北キャンプの経験を生かして、今回は丁寧に水洗い&ウロの始末を行いました。バター醤油で味付け。出来上がりは…やや煮詰まってしまい、しょっぱかったです。前後してご飯が炊きあがったのですが、早速進みました

(写真左:刺身でもいけそう 写真右:ほんのちょっと目を話した隙に…)

味噌ホルモン(冷蔵)と鶏肉
楽しみにしてたサンミート木村の味噌ホルモン。一口含むと…プルップルな食感!噛むとジュワ~ッと汁が溢れ出し、これがまた味噌の味付けと合います。ホルモンにありがちな「噛み切れない」なんて事も無く、パクパク食べていきました。焼けたそばから売れていき、購入した300gは文字通り瞬殺。二人して「もうないのか」と呟いてしまいました kyanはホルモンは苦手ですが、コレはイケます。
ホルモンが焼きあがる間に食べていたのは、先程購入したいわくつきの鶏肉(笑) こちらはシンプルに塩コショウで頂きました。出来上がりは、焼き鳥の串無しバージョンといったところ。心配した割には普通でした

(写真左:味噌ホルと鶏肉。どちらも煙モクモクなので野外なればこそです 写真右:塩ホルモンとジャンボフランク)

サロベツファーム ジャンボフランク(楽天)
道北キャンプ中に購入した一品。マスタードをつけて頂きました。パリッとした食感と、やや遅れて口の中いっぱいに広がるジューシーな肉汁が至福のひとときを提供してくれます。これはクラシックがガンガン進みます…最初350ml缶を手にしたものの、念のため500ml缶を購入しておいて正解でした(笑) オーナーの手作りだそうですが、確かにこれは旨かったです。

(写真:ビフォーアフターw なぜか炭火で焼くと美味しいんですよねー)

塩ホルモン
こちらは味噌ホルモン同様サンミート木村にて購入したもののパック品。塩ホルモンは先程の味噌ホルモンほどの感動はないものの、十分な味わい。脂身が甘くそれでいて臭みがないため美味しかったです。これも冷蔵で食べたら旨いんだろうなー。ちなみに、2人で500gはやや多かったです。今度は味噌ホルモンの量り売りだけでも良いかな~

ツブ
昨日に引き続き焼きツブセットより。味は昨日と同じなので割愛^^

【北海道熊石産】エゾアワビ(楽天)
今回は刺身と踊り焼きでいただきました。刺身はコリコリした食感なれど、噛み切れない程ではありません。肝はすり潰し醤油に混ぜ、肝醤油で味わいましたが、お寿司屋さんで食べる「アワビ」そのまんまです(笑) 身そのものにも適度に塩味が効いていて美味。ちなみに天然モノの肝は、砂が混じってる事があるそうなので要注意です。

焼きは、バターと先程の肝醤油でいただきます。活きたまま網の上に載せるとウニョウニョとのたうち回ります。まるでテレビの旅行番組のワンシーンのようです 力尽きておとなしくなると食べ頃。こちらは柔らかい肉質で、焼きホタテに近いものがあります。刺身とは違う食べ物みたいです。バター肝醤油を存分に吸ったアワビは、一瞬で胃袋へ流し込まれました(爆)

(写真左:ツブとホタテの豪華な競演 写真右:あの食感と肝の濃厚な味わいが…肴にピッタリです)

ん~~、都合4個しか買ってこなかったのを後悔しました。それまでのアワビの印象といえば、「美味しいかもしれないが味が薄い。同じ値段分だけウニ丼やホタテを食べた方がいいかな~」だったのですが、1個380円なら全然アリかなと。それに肝が旨くてびっくりしました。まさかキャンプ場でアワビが頂けるとは考えたことがなかったので、その意外性も手伝って大満足でした。

その他にも色々食べたような気がするのですが、記憶はこの辺りで途切れています(爆)
あ、燻製はちゃんとできてまして、翌朝の朝食になりました。この頃には満腹だったので、うずらの卵を一つ、二つ、肴につまんだ位でしたが(^^;

大満足のBBQでした。

このように食べてる間に、バケツコンロ(レビュー)で焚き火。太い薪にはなかなか着火しなかったので煙突を被せといたら、いつの間にか炎が上がってました。細い枝位ならともかく、太い薪をくべるならば焚き火台があってもいいかな~~。なお、翌朝に灰の始末をしてみると、七輪で炭焼した灰より粗めでした。燃焼効率悪いのかな…。

(写真:やっと着火したところ。炎を眺めつつ傾ける瞬間のために生きてますw)

そうそう本日のガスランタンはノーマルガス+ノーマルホヤで運用。プレミアムガス+虫の寄りにくいホヤ面より明るく感じました。また、虫除けノーマットは効いていた気がします(撤収時以外は刺されなかったように記憶しています)。

さて、回りがすっかり寝静まった頃、一通り食べ終わった事でもあるので撤収。日付を回った頃から急激に温度が低下したため、CB-8を点火。15分も稼働していると室内はポカポカ。だが、もういいかと消した瞬間に寒くなりはじめる。ん~室内利用はリスクも大きいので、使い出に困るといった印象でした。来シーズンは運用を考えねば…。

最後に軽く日記を書いて、就寝。

ああ、やっちまった…。
夜中にトイレへ行く際、足元が見えないのは不便なので、常夜灯代わりに懐中電灯を紐で吊るして点灯し続けてみました。充電池を入れてセットしてるとRodoさんより「充電池を限界まで使うとすぐに寿命きちゃうよ」と言われたものの、深く考えずそのまま挿入。その時は便利でしたが後日充電してみるとほとんど充電されない。何度か繰り返してある程度充電できるように戻ったが、その時になってRodoさんが言ってた意味を理解できた。
人の言うことは素直に聞いておくべきでした。反省。

つづく

【北海道熊石産】エゾアワビ

サロベツファーム ジャンボフランク
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