通販 国産オガ備長炭(規格外品)

kyan

2010年01月10日 15:05

本日は、通販で購入した国産オガ備長炭ご紹介します。

2008年11月にオークション経由で購入。
計35kg程度、50回以上使用。
09年度のキャンプにおいて、特記なき場合はコチラをメイン利用しています。
当時の価格は全部込のキロ単価で200円位でした。
なお、ほぼ全量を七輪で使用しています。

(写真:箱の富士オガ炭の記載は本品と無関係=偶然この箱に梱包されていたというだけです)

状況
・直接箱詰めされています(=ビニル袋等には包まれていません)。
 長期間保管すると湿気りそうです。
 また、量に比して大きい箱に入っているため、嵩張ります
 目視ですが、通常のオガ炭箱(10kg入り)と比較して、3割増位の体積があります。
国産で、原木は不明ですが製炭会社のルーツから考えてオレゴンパインと考えられます。
・現在でも販売されています。
・形状は四角で、1-4cmカットの規格外商品です(定番商品ではありません)。

(写真:右は左を拡大したものです)

・ミニ七輪での使用に最適、通常の七輪ではやや小さく、BBQコンロでは小さすぎます。
・着火性能は2-30分かかります。オガ備長炭としては標準的です。
・着火時の臭いについては、室外で使用している分には確認できませんでした
 継ぎ足して使用しても問題ないように思います。
・燃焼性能は2時間もたない程度と、やや短いです。
 一方、火力は強く炎は黄色に近いです。つまり、高火力な反面すぐ燃えつきます。
 また、高火力である故に消費量は多くなりがちです。
 これらの性質はバラ炭、破片炭というサイズに起因するものと思われます。
 (=表面積が大きい=それだけ多くの酸素に触れる=燃焼しやすい)

(写真左:このオレンジ色はオガ炭ではなかなか見かけません 写真右:ミニ七輪使用時。灰の土色が見えます)

・消し炭として使えますが、元が小さいので多くは残りません。
・網焼きで使用しましたが、特に臭いが付く等はありませんでした。
・叩いてみた音は、鈍い陶器のような音で、白炭焼きっぽいです。
・灰は土色です。灰量は通常の木炭並で、オガ炭としては大変少ないです。

(写真:1回分の灰量。炭は500g前後です。従来品と比較して実に少ないため、感心しました)

感想
たくさん使用したので、思い入れのある炭です。

木炭そのものについて
国産の安心感と品質、具体的には高火力で灰が少ない点には満足しています
「良い炭ってこういうのをいうんだろうな~」と思いました。
ただ、価格がネックです。規格品の単価は10kgあたり2,000~3,000円+送料がかかります(長さによって異なります)。燃料として考えますと、この木炭を生かせるBBQや焼肉の機会がどれだけあるのか、考えざるを得ません。工業製品である成型炭においては、価格も重要なファクターであると考えています。

本品について

前述に加え、規格外の1-4cmカットという条件が加わります。すると燃焼時間が短い点がネックです。つまり、オガ炭の大きな長所である「火持ちが良い」が相殺されます。すなわちオガ炭としてみるとこれを選ぶ積極的な理由が見あたりません。また何度かバケツコンロで使用しましたが、小さいが故に「入れても入れても埋まらない」といった状態でした。

また、価格的にも同種の木炭と比較して割高に感じました。
今回、全て含んでキロ200円位で購入しましたが、ネットオークションでのみ販売している規格外商品(売り物の炭をカットした後に残った破片炭)という位置づけにしては、(落札金額や発送地域によって変わる送料にもよりますが)やや高価かなと。これならきちんとサイズの整った外国産オガ備長炭で十分に思いました。多少灰が多くとも、気兼ねなく使える方が気が楽です。

なお、業者さんの対応は大変親切でして、取引自体には何ら支障がなかったことを付記します。

辛口評価のため敢えてリンクは張りませんが、物自体は悪くはないので、「大事なBBQだから金に糸目を付けないから一度使ってみたい!」という炭マニアの方がおりましたら、おそらくすぐに見つかりますので、ググってみると宜しいかと思います。

【結論】良い物とオススメできる物は別物

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