炭火の火熾し方法

kyan

2009年11月23日 20:55

 こんにちは、鼻風邪が長引いて微妙に辛い今日この頃です。

 さて、アクセス解析の「検索キーワード」を見ますと、多いのは木炭や火熾しに関する内容でした。嬉しい限りですが、とすると、今回お話しする「火熾し」は、ここをご覧になる皆さんが炭火ネタで最も気になるテーマの一つではないでしょうか。
 ここしばらくの間、地ならしのつもりで、全てのカテゴリーを埋めるべく一通り執筆してきましたが、そろそろ書かないといけない雰囲気がしたので(笑)、今日は祝日なので直球勝負で行きます。
(ここ最近は七輪とは直接関係ない話題も続いたことですしね)
追求するようになった動機
 元々、七輪と木炭に興味を持つまで、炎には縁遠い生活を送っていました。喫煙もしませんので、ライターを持っていません。「火」に触れることのない人生を送っていました。したがって、「火熾し」というのは当初大いなる不安でした。 最初は定石通り、うちわでパタパタ仰いでいたんですが、煙くて仕方ありません。そこで「楽で手軽な方法はないか」とネットサーフィンを繰り返して知った様々なアイディアを自分なりに試行錯誤し消化した結果が、今の形です。
 現在の手法は2006年8月頃には確立し、現在の機器構成になったのは2009年6月(火熾し器を新規購入したため)のことです。大枠は固まりましたが、現在も思いつきで色々と試行錯誤しています。

現在のやり方

トップに掲載している写真が今現在の形です。

①七輪+火熾し器+煙突の構成であること
 火熾し器単体ではなく七輪を使うのは、以下の理由からです。
 ・最初から七輪に炭をセットすることで手間と時間の短縮のため
  (炭が熾きてから移す手間が省ける)
 ・七輪を暖めるため(いわば余熱です)
 ・煙突を使うのは、いわゆる「煙突効果」によって下部空気孔から
  上昇気流の「引き」を強めるため
 ・火熾し器を使うのは、煙突を安定して立たせるため。

②所要時間
 毎回、可能な限り記録を取っています。
 記載時間は、「炭をセットして着火してから炭の表面が7割程度まで白くなった状態まで」の時間です。
 白炭(オガ炭):16~40分 平均して25分位
 黒炭(ナラ炭):14~30分 平均して22~23分位

 ※いずれも400~600g程度
 (ミニ七輪用に200g程度熾す時はもう少し早くなります)
 皆さんは何分くらいで熾されていますか?

③メリット・デメリット
 メリット
  ・手間要らず(一度セットしておけば、後は別の作業に入れる・仰がなくてよい)
  ・確実に着火できる(天気・気温・炭量や材質により多少の違いは
   ありますが、きちんと着火できるのは大きいです)

 もっとも、kyanは火熾し時に煙突から立ち上る煙と、空気孔から見える炎を見ているのが楽しくて、いつも見物するので仕事になりません(苦笑)

 デメリット
  ・煙突が嵩張る
  (まぁ、なくても多少着火時間が伸びるくらいで、大勢に影響はないですが)

④煙突を使うきっかけ
 ・火熾し達人の存在
 ・チャコスタが煙突効果を利用していること
 ・煙突は、伸ばせば伸ばすほど「ひき」が強くなること
 この3点を知ったからです。
 
最初は「ホンマ製作所」の「火起し達人」が欲しかったのですが、
 ・近所で売っていない
 ・通販だと送料が割に合わない
ため、諦めて市販の煙突を購入しました。




CampersCollection(キャンパーズコレクション) コンパクト火起こし達人 F-110S

欲しかった煙突はこのタイプです(今でも欲しいですw)
形状からすると、ホンマ製作所のOEMではないでしょうか。





ユニフレーム(UNIFLAME) チャコスタ

折り畳みでき利便性も高く、定評ある製品ですのでオススメです。
炭を放り込んで着火するだけで火が熾きるので、「とにかく楽して炭火を熾したい。余計に頭を使いたくない」という方に最適だと思います。




キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー炭火起こし器
最初に買ったのがコチラ。
後述するFD火起こし器との大きな違いは、
①折り畳みできるか否か
②底蓋の有無(あればコンロから離して単体で使用できます)
③目皿が鋳物か単なる鉄か(コチラは鋳物です)

です。持ち運びしないなら使い勝手はこちらがよいと感じています。



キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 炭焼き名人 FD火起こし器

現在は持ち運びを重視してコチラを主に使用しています。底蓋がないので、コンロやブロックとセット使用が前提です。




 では、次に「どうすれば短時間で火熾しできるか」ですが、やや長文になってしまったので、「一般のコンロでの着火方法」も含め、また日を改めて書こうと思います。
つづきはコチラ

 皆さんの火熾し方法や所要時間などもお聞かせ下さい
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