基礎情報
Higashikawa Green Field(オーナーによるキャンプ場ブログ)
住所:
〒071-1439 北海道上川郡東川町東9北3
連絡先:
0
80-8297-9393 (管理者/井川健治 氏)
※かけ間違い注意!
オープン期間:
4月下旬~10月下旬 ※通年開設の予定あり
料金体系:
入場料+サイト料 ※連泊割引なし
料金:
・入場料600円(小学生まで400円)
・カーサイト2500円
・フリーサイト1000円
(テントのみの場合。
追加テントやタープ張る場合は500円/張)
・車中泊500円(トレーラーは1000円)
※他にデイキャン料金の設定有
時間:
イン/13時~ アウト/
~10時
※17時以降のチェックイン及び早朝のチェックアウトは事前に申し出が必要
ゴミ処理:
不可
車の乗入れ:
カーサイトはサイト前に駐車スペース有、フリーサイトは不可
焚き火:
可(直火炉を各サイトに1つ設置)
ペット:
可
温泉:
森のゆ花神楽まで12km(約20分)、旭岳温泉街25.4km(約32分)、
天人峡温泉街21.2km(約34分)
携帯電話:
DoCoMo Xi/ au LTE共に圏内 ※他は未計測
音:
虫の鳴き声や鳥のさえずり
備考:
コンビニ/スーパー/ガソリンスタンド共に東川町内にあります。
また旭川駅より東川の道の駅「道草館」までバスが出ています。
東川町アクセス案内
kyanの率直な感想
利用日:
1回計1泊
2016年7月16~17日 1泊 曇/晴
利用時の速報
利用目的:
デュオ
総合点:
サイト構成:
フリーサイト(6区画)+カーサイト(4区画)、いずれも芝生
合計10区画と小規模で、入口から隅々まで一望できます。
(写真:フリーサイトからカーサイト方面を撮影。1枚の写真でほぼ収まる広さです)
元々生えていた草木を所々に残して道路とサイトの境界を作ったり(まるでサヒナみたい)してますが、いかんせん草木が育っていないため場内が一望できてしまうのは好みの別れるところ。
現状は「空地をキャンプ場にしてみました」といった具合です。
※今後5年、10年経って草木が育てば印象がまた変わるでしょう。
訪問時は芝生が硬く状態がイマイチ。
テントを張って寝る分には支障はないレベル(干し草の上で寝るようなイメージ)ですが、もうちょっと整備されている方が好みでした。
サイト個別に直火炉あり
石で囲まれてるが、サヒナと異なり五徳はありません。一方、小さい石なので使っててさほど邪魔にならないのがよいです。
(サヒナのは移動禁止の石が大きくて高さがあり、ロースタイルでは邪魔でした)
(写真:サヒナキャンプ場と同様、縁石で覆われています)
カーサイト
「あさひ」「はくうん」「ほっかい」「くろ」「あか」「みどり」の6区画です。
場所によって傾斜があり(端へ行くほど下がっていく)、張り方に工夫が必要です。
サイト前にある駐車スペースに停める方式です。
キャンプ場名の通り丘に位置するため、場所によっては眼下に田園風景(運が良ければ旭川の花火大会も?)を眺められます。
但しいずれもキャンプ場の宣伝看板があるため眺望は今ひとつ。
※オーナー曰く「眼下にある遊水公園の利用者向けで、今後知名度が上がれば撤去も検討する」とのことで、眺望を阻害する点は意識しているようでした。
フリーサイト
入口近接の4区画(直火炉は5つあるので、小規模テントなら5組いけるかも)で、駐車場隣接の区画に張れば事実上のセミオート可能です。
訪問時は荷物搬入出時のみ通路横付け可でした。ただし場内が狭いので混雑時は認められない可能性があります。
サイトはいずれも傾斜があり、松林を背にした張り方をすると寝室が微妙に斜めになってしまいます。
オーナー自ら整地されたとのことですが、ここは課題かな。
(写真:芝生というか草というか…割とワイルドな状態でした)
見える景色:
丘から見える水田風景、もしくは松林の間から見える日の出
(写真:看板を視界から外せばのどかな田園風景がひろがり風情があります)
良いところ:
オーナー家族のアットホームな雰囲気
オーナーの家族経営に手作り感があり、公共施設にはない雰囲気があります。
ハンドメイドの店が好きな人なら気に入ってくれそう(笑)
お二人の子供がいらっしゃるオーナーなので、子供連れのファミキャンでも安心かな?と思いました。
トイレや炊事場がきれい
トイレは男女各2(個室)、炊事場に併設されています。
出来たばかりということもあって大変奇麗で、女性やお子さんでも安心して使えるでしょう。
なお炊事場等は1箇所(管理棟横)しかありませんが、場内は広くないので(最も離れてるカーサイト「あさひ」から歩いても2・3分です)距離的には困りません。
余談ですが、ドアノブが鹿の角だったりしてサヒナっぽいイメージだと思っていたら、オーナーは一時期マルベリーに在籍していたことがあるとか。納得です。
(写真左:炊事場。奇麗なシンクです 右:トイレ。どこかで見たと思えばLIXIL製でした)
売店が充実
売店そのものは大抵のキャンプ場で当たり前にありますが、ココはたきつけ、虫よけスプレー、蚊取り線香、飲料や氷など全体に「キャンプでいかにも必要だけど忘れがちなもの」のポイントを抑えた品揃えに元アウトドア店勤務のオーナーの経験が光っていると感じました。
炭マニア的にはオガ備長炭の小分け売り(2kg400円)がたまりません(笑)
また、レンタル品にスノピのテントやタープが含まれてるので、ここで試し張りで使ってみるのもありでしょう。
井川オーナー曰く「まだ奇麗ですよ」とのこと(笑)
(写真:消耗品やレンタル品が所狭しと並んでいます。見てるだけで面白い)
カーサイトの区画面積が広い
(場所にもよりますが)2ルームテントが2~3張収まりそうな面積で、余裕をもって設営できます。
(写真:カーサイト。ドームテント+大きなタープを張ってもまだ余裕がありました)
(今のところ)空いている
今年グランドオープンということで知名度が低いためか、利用時は夏の3連休中にもかかわらず3組しかいませんでした。「団地キャンプには懲り懲り!」という方はゆったりと流れる時間を満喫できてよいでしょう。
気になったこと:
ぬぐえない敷地サイト感
キャンプ場が一望できる程度の広さ、場内の草木がまばらで寂しい、周囲を境界用の杉に囲まれている、起伏がない、肝心の丘からの眺望がPR看板で遮られる…などの諸条件が噛み合わさって「キャンプ場」というよりは「
どこかの家の庭(敷地)に入り込んだ」ような印象を受けます。
出来たばっかりなので、3年・5年・10年というスパンで見れば解消されるかもしれませんが、サイト間を草木で仕切るなどしてもう少しプライベート感が欲しいところです。
チェックアウト時間が10時
キャンピングガイドでは11時となっていますが、キャンプ場では10時と掲示されていました。
レジャー目的で来てるのに10時は早く、もう少し遅くてもいいのにと思いました。
多くのキャンプ場が11時の中で、特段のハードルも見受けられません。
翌日はどうしてもせわしなくなるので、朝ゆっくりできない方はオススメできません。
料金体系
ソロキャンパーがフリーサイトに宿泊して1600円、ファミリー(家族4人)がカーサイトで1泊すると4500円(電源なし)…
営利の民間キャンプ場という観点では「そんなもの」と思う一方、周囲に多数のキャンプ場がひしめく旭川近郊エリアの相場としては高価な印象を受けました。
「直火OK」「空いている」などのメリットにどれだけの価値を見出すか、ですね。
料金の高さで集客をコントロールできるうちはよいでしょうが、全サイト満員御礼だと他のキャンプ場へ行くかな…。
わかりにくいフリーサイトの料金体系
料金表の記載は「テント1張1000円 追加1張500円」なのでタープ類は無料と思っていたら有料でした。
「追加1張」という表現にタープ類も入ってるとのことですが、誤解を招く記述で不親切です。
利用時は互いに気付かず設営後に指摘を受けましたが(この時は「こちらも受付時に聞かなかったので」とサービスしてくれました)、最初からわかっていればヘキサタープは張らなかったと思います。
※kyan的には、ソロテントの屋根としてタープを使用しているような場合はテント1張とカウントしてくれるとなあ…と思いました。
(写真:「追加1張」としか記載がないので、タープ別料金とは思いませんでした)
ゴミ持ち帰り
ゴミを受け入れることは手間もコストもかかるでしょう。しかし、
①営利を目的とした施設であること
②北海道の水準では高めの料金体系であること
③ゴミ収集車が入れる道路がキャンプ場まで整備されていること
を勘案すると、この方針には疑問が残ります。
せめて町指定のゴミ袋購入で廃棄できるようだとありがたいのですが。
感想:
長年スポーツ店勤務のオーナーが満を持してオープンした手作りのキャンプ場。
以前マルベリー(サヒナ)でも勤務した経験があるためか、ログハウス調に塗装された管理棟や直火炉の配置、料金体系など全体にサヒナキャンプ場の影響を感じました。
知名度が上昇して混雑したら「早期に予約しないと泊まれないキャンプ場」になりそうな予感がします。
最近人気が出てきた「冬キャン」需要に対応してか、今後は通年営業も検討しているとのことでこちらも期待がもてます。
現時点(2016/7)ではキャンプ場としては改善の余地がまだまだあるように見受けられますが、今はまだ通過点とのことでこれからに期待。何より道内では数少ない民間キャンプ場ということで応援したいです。