秋の道東周遊散策⑦(9/19後編) 鶴居村~阿寒湖畔~帰宅

kyan

2012年03月12日 18:12

■9月19日(月) つるいキャンプ場~帰宅
つるいキャンプ場でBBQを楽しんだので、あとはあちこち立ち寄りながら帰宅します!
1日目 2日目前編 2日目後編 3日目
4日目 5日目前編 5日目後編 まとめ

本日の走行距離:413.6km

(一気に帰還しました!)
つるいキャンプ場~阿寒湖畔
まずは「ひとっ風呂浴びたい!」ということで阿寒湖畔を目指しました。
地図上最短の道道1093~国道241~国道240を経由します。

(写真:舗装道はわずかで、ダート+峠超えでした)

道道1093号線は2/3くらいの区間がダートで、気づけば「鶴見峠」という峠超えでした。

(写真:鶴見峠。周囲の木々に挟まれ眺めはよくありませんでした)

ダートとしては走りやすい部類ですが、山を登るごとに険しくなり、特に阿寒湖畔側の下り道はより急でした。あとで調べたところ、道道829号(幌呂原野鶴居線)は多少遠回りになりますが舗装道のようですので、こちらでも良かったかな。

まぁ、取り立てて問題なく阿寒湖畔に到着しました。

あかん遊久の里鶴雅
前から来てみたかったコチラで日帰り入浴しました。

(写真:わざわざ入浴券配布)

本日は1階大浴場。でも1階といいつつ脱衣場は地下1階にありました。

お湯は単純泉と平凡ですが、設備が素晴らしい。
脱衣場は鍵のかかるロッカーがあり、ウォーターサーバも完備。装備が充実しています。
荷物入れだけではなく、衣類を置いておくスペースもロックできるので何かと安心で、この気遣いはさすがだなと思いました。

浴場のスケールにも驚きました。
地下1階(半地下)と1階の2フロアあります。浴場の中を階段で行き来するのは、なんだか不思議な気分でした。
半地下には寝湯、洞窟風呂、檜風呂、うたせ風呂などがありますが、面白かったのは洞窟風呂。ところどころに窪みが用意され、湯に浸かると、大浴場なのに個室感覚でした。また寝湯は身長ごと(確か5cm刻み)に用意されていました。他にも座れるスペースにもお湯が流れていて、ひんやりしない配慮がなされていました。

1階フロアは丸太風呂に石のお風呂、ジャグジー、そして露天風呂があります。
露天は庭園風ですが阿寒湖畔に隣接しているため眺めは抜群。
広いので「芋洗い」にもなりにくく、また要所要所で腰をかけられるよう石を配置してあるので、ゆったりと寛ぐことができました。

風呂だけでも圧巻で大満足ですが、さらに驚いたのは洗い場。
木製の湯桶は普通によいですが、シャンプー、リンス、ボディソープそれぞれが複数用意されているのは◎。
かつて道内の温泉を数多く訪問してきましたが、はじめてのことです。
好みの石鹸を選んで使うことができるのは結構うれしかったです

いやぁ、大満足でした。
これまで阿寒湖畔の温泉というと「寂れてるし、設備も古め、お湯もイマイチ…」とあまりよい印象を持っていませんでしたが、よい意味でイメージが変わりました。

ただ一つ残念なことが…、
それは係員(ホテル?)の対応。
今回、雑誌「HO」の無料クーポンを利用したのですが、残念な対応を受けました。

ホテルに車を近づけると、入口で客を待ち構えている係員が近づき、「ご予約のお客様ですか?」と聞いてきました。「日帰り入浴利用です」と答えると、「玄関前に停めておいていただければこちらで移動します」という話でした。ここまでは普通です。

そこで停めて外に出ようとしたところ、別の係員(中年男性)がやって来て「クーポン等をご利用ですか?」と再度聞かれました。なんのことかわからないまま「HOのクーポン利用です」と答えると、「あちらの共用スペースに車を停めてお越しください」と正反対の、ぞんざいな対応を受けました。

「ふ~ん、同じ日帰り入浴でもクーポン利用有無でこうも対応が違うのね」

釈然としないまま、ともかくも説明通りに移動すると、なんとそこは道路の道幅が広くなってる路側帯のようなところ。観光客が駐車していましたが、どうみても私有地ではなく、利用者として案内されるいわれはありません。

自前の駐車場以外、それも路側帯を「共用の駐車場」として我が物顔に案内するというのは、一体どういう了見なのでしょうか?
そもそも適法に駐車できるスペースかも怪しいものです(kyanは不安を覚えました)。

クーポンは慈善事業などではなく、ホテル側のPR活動の一環ではないでしょうか。アピールに応えてせっかく訪問しても、このような対応をされたら利用者はどう思うでしょうか?
(宿泊時も、予約した料金プランによっては「共用スペース」に案内されるのでしょうか?)

「素材」は良かっただけに、以後このホテルの名前を聞くたびに複雑な感情を覚えます。
「素材は一流、サービスは三流」
なんて言葉を思い出しました。

何のために経費をかけて掲載しているのか、関係者はもう一度問い直した方がよいでしょう(敢えて苦言を呈します)。

阿寒湖畔~道の駅あいおい
さて、気を取りなおして移動を開始します。
一路、国道240号線を北上。20分ほど移動したところで、「道の駅あいおい」に到着しました。

(写真:道の駅「あいおい」。GoogleMapsで検索してもなかなか出て来ませんw)

道の駅あいおい
閉館時間が迫っているのを心配していましたが、幸いまだ営業していました。
お目当ては手打ちの十割蕎麦。
友人のがーさんが大絶賛していたため、ココの蕎麦をいつか食べてみたかったのです。

少し迷ってから、あいおい蕎麦セット(冷)を大盛(計1200円)で注文しました。

(写真:あいおい蕎麦セット)

出てきたのは蕎麦、ご飯、揚げだし豆腐。
蕎麦は前日の無量寿と異なりオーソドックスなおそばですが、歯ごたえのあるやや重めの出来栄えなのは、十割ならでは。噛み締めると蕎麦の旨みが口いっぱいに広がります

(写真:蕎麦本来の味わいが楽しめました)

揚げだし豆腐はがーさんオススメの一品なので注文しましたが、これまた正解。
あっさり目だけど深みのある出汁をよく吸った揚げがたまりません。

(写真:ご飯だけじゃなくてお酒も進みそうな一品)

大盛で注文しましたが、それでもまだ食べたいと思わせるヒットでした。
なお、あいおいのもう一つの名物(?)、クマヤキは既に売り切れとのこと・・・残念!

満足したあとは帰路につきます。

道の駅あいおい~帰宅
来た道を引き返し、阿寒から国道242~国道274で帰還。
割合順調に移動していましたが、十勝地方で迂闊にもヘンな紙と寄付金用紙を頂いてしまいました

十勝は以前も寄付金用紙を頂いたことがある因縁の地(?)だけに十分留意していたつもり…それだけに、しばらく立ち直れませんでした。

それ以外は特筆すべきこともなく帰還。
…いろいろありましたが、総じて楽しい周遊散策でした。

おまけ:
変な紙に署名する際、
「ハンコを持ち合わせていないのでサインで代用します」と言うと、
「サインは認められていない。拇印してくれ」
と断定的に言われました。はて? 素直に根拠法令を訊ねました。

すると…、今度は掌を返したように、「サインで結構です」と相成りました。
なんじゃそりゃ?
「さっきは認められないって言ってたのでは?」
と突っ込んだところ、彼らは慎重に言葉を選びつつ、自ら「外国人登録の場合は…、だから拇印を強制はできません」と発言していたことから、事の本質を十分承知した上で、あえて断定的な言い方をして、知識のない人間の選択肢を封じた上で拇印を迫る手法が垣間見えます。
情報収集に余念がない…、怖いですなぁ。

(まとめにつづく)

関連記事